貯金をするべき3つの理由。お金が必要なタイミング。
「貯金をする必要はありますか?」
5人面談したら、9人はこの質問がきます。
それほど多く頂く質問です。
私は不動産4年、
保険業界で3年、ずっと営業をしています。
これまで毎日、何人もの保険相談、投資相談を受けてきました。
その中で、「なぜ貯金をするべきなのか」を認識できていない人は意外と多いです。
今回は「貯金をするべき理由」についてお話します。
この記事を読んで
・何のために貯金するのかわからない人
・お金が必要なタイミングがわからない人
の参考になればと思います。
テーマ
【貯金をするべき理由。お金が必要なタイミング。】
結論
貯金をするべき理由は、人生で迎える3つの支出のため
です。
ではその3つの支出について、順にお伝えします。
①子供の教育費
もし仮に、
子供が大学に行きたい、親が大学に行かせたい、という場合、
幼稚園から大学までの学費は、合計で約1000万~1400万程になります。
(※私立か公立にいくのかで結構違います。医学部などの特殊な場合はこれ以上。)
私が通った大学は私立文系でしたが、
大学費用だけで、私立文系だと約600万程。(入学金と授業料4年間分。)
②住宅
これに関してはピンキリですが、購入・建てる事を考えた場合、
土地付きの住宅で約4000万、
建て売りの住宅で約3000万、
マンションが約4000万、
中古マンションが約3000万、
中古の戸建てが約2000万、と言われています。
賃貸だとしても、仮に月額家賃8万円(管理費込み)の賃貸住宅に、30歳から90歳まで住み続けるとして、超簡単にシュミレーションしてみると、
12ヶ月×60年×8万円=5760万
購入した住宅に関しては、多くの人がローンで毎月払います。
家賃がローンになるようなもの。
私の経験上、昨今の住宅購入者は頭金を入れない人が多いです。
なので、大きなお金が一括でなくなるイメージはないが、
トータルだとかなりの金額になります。
③老後の生活費
ここが一番ポイントです。
何がポイントか。
①教育費と②住宅に比べて、③の老後の生活費は
自分で準備しておく必要があるからです。
①教育費と②住宅
の費用は最終、借りられます。
①の教育費には、「奨学金制度」があります。
「奨学金制度」とは、簡単に言うと、
学費や生活費を借りられる(もらえるものもある)制度のこと。
その借りた費用は、社会人になって返済していくことができます。
なので、大学を卒業できないことや、生きていけないことはほぼ無いです。
続いて②の住宅。
先ほどの通り、住宅では基本的にローンで支払います。
住宅ローンも何種類かあり、
銀行・フラット35・財形住宅融資など、状況に応じて利用することができます。
なのでこれらも、基本的には返済不能になることはほぼ無いです。
それに比べて③の老後の生活費は、
基本的には、65歳以上になるとお金が借りにくくなる。という点と、
(※年金を担保にして貸してくれるほぼ公的な機関もある。)
身体の状態によっては、今まで通り働けなくなっている可能性もある。という点。
ですので、③の老後の生活費はあらかじめ備える必要があるのです。
65歳以降は主に、
以下の3つのお金で生活していくことになります。
❶国からでる年金
(※今の若い人はかなり薄い年金)
❷会社の退職金
(※65歳まで会社員を勤めた場合)
❸自分の貯金
主にこの3つのお金で、亡くなるまで、やりくりしながら生きていきます。
退職しているので、会社からの給料はありません。
(※再雇用などで退職後も働く場合は別)
では、
❸の、貯金がいくらあればいいのかというと、
一般的にですが、
2000万~3000万は必要と言われています。
私がお客さまと保険の見直しやライフプランニングのご相談をさせて頂く際も、
年金や退職金、家族や住宅、子供の人数など、
状況は人それぞれ全然違うので、
ここで一概に「○○万円」とは言えないのですが、
年金問題などもあり、これ以上(5000万以上)の金額が必要というFPもいます。
私を含め、セミナーや交流会で意見を交わす多くのFPは最低でも、
2000万は必要と述べます。
つまり、65歳の段階で2000万の貯金は自分で作る必要があります。
まとめ
貯金をしなければいけない理由は、人生3大支出のため。
人生3大支出とは、
①子供の教育費
②住宅
③老後の生活費
逆に言うと、この3大支出をクリアできれば、お金に関して、とてもゆとりができます。
貯金については相談を受けることがとても多いので、また書きたいと思います。
読んでいただきありがとうございました。